日本海賊TV国連の自由権勧告
林田力
日本海賊TVは2014年8月31日に「緊急インタビュー 国連の自由権勧告 海渡雄一氏に聞く」を放送した。この番組は8月21日に東京共同法律事務所で収録したものである。ゲストは海渡雄一氏(日弁連自由権規約ワーキンググループ座長)、杉原こうじ氏(特別参加。秘密保護法を考える市民の会、緑の党)である。司会は渡辺哲生氏(社会運動家、日本海賊党員)である。聞き手は林田力である。この番組は2014年7月の国連自由権規約委員会の日本報告書審査の最終見解公表を受けてのものである。見解にはヘイトスピーチや慰安婦問題など日本政府に対する厳しい勧告が含まれている。日弁連代表団の団長としてジュネーブで活動された海渡雄一弁護士に勧告の内容や日本政府の採るべき道について話を聞いた。また、秘密保護法反対運動に精力的に取り組む杉原浩司氏も特別出演(前半のみ)した。主な話題は秘密保護法、ヘイトスピーチ・ヘイトクライム、戦時性奴隷(日本軍慰安婦)、代用監獄、死刑制度である。
ヘイトスピーチや慰安婦がホットトピックであるが、むしろ代用監獄の話題で盛り上がった。古くからの問題であり、年季が入っている。代用監獄は「代用」の名前が示すように代用でしかない。拘置所を使うことが本筋である。
あえて代用監獄を正当化する論理があるとすれば、拘置所に比べれば警察署は各地に存在しており、容疑者の家族にとってアクセスしやすいという点がある。これについて、海渡氏は、そのような議論があるとし、容疑を認めている人ならば成り立つとした上で、自白強要など人権侵害の危険がある問題を利便性で判断すべきではないとした。
私も、この理由を持ち出して警察が代用監獄を正当化することに胡散臭さを感じているが、容疑者の家族などの立場からの真摯な意見ならば耳を傾ける価値があると考える。ところが、海渡弁護士によると、この理由の肯定者は若い弁護士らであるという。拘置所は夕方で接見が終わるが、代用監獄は夜でも接見できるために便利という。海渡弁護士は、それならば拘置所も夜間の接見ができるようにすることを求めるべきであり、代用監獄の肯定は筋違いと怒るが、その通りである。
ブラック士業が社会問題になっている(林田力『ブラック企業・ブラック士業』アマゾンKindle)。金儲けしか考えず、人権を無視したデタラメな主張をする弁護士らのことである。この分野でもブラック士業的な風潮が出ていることに驚かされた。ブラック士業問題の深刻さを再認識した。

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